10代から20代前半にかけての肌というのは、透明感のあるみずみずしい状態であることが多いですが、これは皮膚の奥にヒアルロン酸などの保湿成分がたっぷりと含まれているからです。しかし年齢を重ねていくたびに少なくなっていくので、お肌は徐々に乾燥しやすくなり、それが原因でシミやそばかすなどの肌トラブルが起きやすくなります。あまりにも色が濃くなったり、数が増えると、顔全体がくすんで見えるようになるため、昔はあったはずの透明感が失われ、お化粧ものらなくなるようになります。ファンデーションの厚塗りで隠すことは出来ますが、消すことは無理なので、本気で消したいと思ったら、美容皮膚科へ行くようにしましょう。
美容皮膚科の先生なら、皮膚のことは誰よりも詳しい専門家なので、それぞれの人の症状に合わせた治療を行うことが出来ます。薬で治す場合は、トレチノインやハイドロキノンなどの軟膏を処方してくれるので、それを毎日塗れば、少しずつ薄くなり、やがてはほとんど目立たなくなっていくでしょう。塗り薬だけでは効果がない場合は、レーザーや光を照射する治療により、皮膚のメラニン色素に影響を与え、消していくことも出来ます。どちらかというとレーザーは一部分に出来ているシミを消すのに効果があり、光治療は顔全体にある小さなシミやそばかすなどをケアするのに向いています。
どちらの治療が適しているのかの判断はお医者さんがしてくれるので、シミに悩んでいる方はまずカウンセリングを受けることから始めましょう。