夏になると、海やプールで泳いだり、ハイキングを楽しむ方が多いですが、帽子やサングラスを付けたり、日焼け止めクリームを塗るなど、よほどの日焼け対策をしないと、あっというまにシミやそばかすだらけの顔になってしまうので注意が必要です。市販の美白化粧品の多くは、予防することは出来ても、すでに出来てしまったシミにはほとんど効果がないので、日焼けする前の綺麗な肌に戻りたいと思ったら、美容外科や皮膚科などのクリニックで治療を受けるしかないでしょう。クリニックに行くと、まずはカウンセリングから始まり、肌の状態を細かくチェックしたあとで、専門医が適切なケアプランを考えてくれます。たとえば顔全体に小さく広がったような、薄いシミを改善させたい人の場合は、フォトフェイシャル(IPL)に代表される光治療が有効です。
広い波長を持った特殊な光を顔全体に照射し、メラニン色素を反応させ、シミやソバカスを浮き上がらせることで、色素沈着を剥がれ落として綺麗にする方法ですが、どのクリニックでも人気が高い施術なので受けてみると良いでしょう。治療期間はおよそ1ヶ月おきに通い、5~6回照射するのが平均的なので半年近くは続けなければなりません。レーザー治療の場合は、気になるところにピンポイントで照射して色を薄くするので、顔全体にソフトな光を当て、顔のくすみを取る光治療とはまったく異なる方法になります。どちらの方法が自分に合っているかわからない方は、専門医に決めてもらうと良いでしょう。