シミの治療は美容クリニックでレーザーや外用薬、内服薬を使用して行うのが効果的ですが自宅近くにクリニックがない、通う時間がない、費用をあまりかけることができない場合は自宅でもシミ対策をすることができます。自宅で行う場合に使用できるのは美白化粧品とドラッグストアなどで購入できる医薬品、家庭用レーザーです。美白化粧品の中にはクリニックでも使用されるハイドロキノンを含んだものがあります。ハイドロキノンはメラニンを還元する効果があり、肌の漂白剤ともいわれるほどシミに効果があります。
クリニックで処方されるものとの違いは濃度で、化粧品には1パーセントから3パーセントに対しクリニックでは4パーセントから5パーセントになっています。またクリニックで処方する場合にはハイドロキノンだけではなく肌の角質を生まれ変わらせるトレチノンという外用薬を併用しています。トレチノインは薬局などでは買うことができないため、自宅で行う場合にはピーリング作用のあるクレンジングなどを使用すると肌の古い角質をとることができます。市販の医薬品を使用する場合は肝斑用とそれ以外用のものがあるため自分のシミの種類をしっかり見極めてから服用することが必要になります。
家庭用レーザーは本体や一緒に使用する化粧品など初期投資が必要になりますが、レーザーをあてて肌の新陳代謝を活発にすることができるためシミだけではなく肌のハリやしわを薄くする効果も得ることができます。